TALKING対 談

vol.022020.11.01

Talking About Hamamatsu
第2回~女性メンバーのJC活動と仕事について~

 
左から森下友美子さん、鈴木祐子さん、河西利香さん、田中薫さん、和久田理事長
 
和久田理事長:第2回トークセッションを始めます。
みなさんよろしくお願いします。
今回のテーマは「女性メンバーのJC活動と仕事について」です。
前回同様、女性にターゲットを絞った対談となっております。
 
まずは、自己紹介と仕事、そして入会のきっかけをお願いします。
 
薫さん:田中薫です。
大学の教員をやっていて、JCは4年目です。
職業柄仕事に繋がることは少ないけど、職場と家の往復は嫌だなという事と友達づくりのきっかけとして入会しました。
 
利香さん:河西利香です。
製造業をやっています、JC歴10年です。母親に入りなさいと言われて(笑)
JCに入った時点では親の会社にも入っていなくて、「もし少しでも会社を継ごうと思っているなら人脈広げるいい機会だから行ってくれば」という感じでした。
 
祐子さん:鈴木祐子です。
バーを経営しています。JC歴は5年です。
元々JCメンバーはよく知っていて、自分でお店を初めて2年目でしんどくなって、なにか動かないといけないと考えていた時にちょうどいいタイミングで声かけていただいて、やってみよっかなという気持ちで入りました。
 
森下さん:森下友美子です。
父の自動車整備工場で、事務作業と営業をしています。JC歴8年です。
10年間千葉にいたんですが、帰ってくる2年前に松戸JCの方と知り合いになってその方経由で浜松JCからの勧誘を受けて。
兄が後継者でいるのですが、その兄を差し置いて私が入ってしまいました(笑)
 
和久田理事長:入った事で結婚相手にも出会えましたよね(笑)
 
森下さん:はい(笑)
 
和久田理事長:皆さんありがとうございます。
さて、青年会議所って男性が多いと思われる組織かなと思いますが、浜松JCだと女性も10数パーセントの会員がいます。
それでも客観的にみると女性が少ないと思われるんだけど、これから女性がもっともっと活躍していく社会となる中で女性目線から見た青年会議所ってどんな組織に見えているのか?
 
祐子さん:結婚していないので、男性女性気にしたことないですね(笑)
 
薫さん:女性だからと言って困ったことがあるわけではないかな。
 
森下さん:周りから見ると男性の中に女性がいるんだ。と、みられている感覚はありますね。
女性会員がもっと増えたらそういった感覚が薄くなるのかな?と思います。
 
和久田理事長:この対談をきっかけに、もっと多くの女性の方に共感してもらえるといいですね。
ここからが本題の、「女性メンバーのJC活動と仕事について」というテーマです。
男性女性は実際のところ、あまり関係ありませんが、皆さんが仕事とJC活動を両立させていく中で特に注意していることや気を付けていることを教えてください。
では、祐子さんからお願いします。
 
祐子さん:お店の営業時間が夜間なので、活動する時間がきついと感じることはあります。
特に朝からの事業とか…
ただ、従業員のみんなが協力してくれているのであまり困っては無いかな。
 
和久田理事長:青年会議所に入って、仕事に活かされたこととか、仕事で今まで持ってた経験をJC活動にフィードバックしたこととかありますか?
 
祐子さん:接客業しているので、知り合いが増えることは単純に仕事につながるし、そこから派生する人脈もありがたいと思っています。
 
和久田理事長:では、次は森下さんお願いします。
 
森下さん:折角お金を払って参加しているので、なるべく出れることは出たいと思っています。
仕事に活かされた事はスケジュールの管理調整を前もってすることを青年会議所に入ってから意識するようになりましたね。
 
和久田理事長スケジュール管理とタスク管理はJCですごい磨かれることだよね。
 
森下さん:そうですね、優先順位を決めて順番にこなしていくっていう。仕事でも活かせることなので、それが自然に身についたのがよかったですね。
 
和久田理事長:JCで仕事につながることや、仕事からJCにフィードバックできたことはありますか?
 
森下さん:あります。
入会してしばらくしてから自家用車や大型トラックを使っている先輩との仕事のつながりが増えていきました。
入ってすぐではないけど、JCの活動に出ていくことで、信頼関係や人脈ができてきて自然と仕事にもつながるんだと。
JC活動頑張ると、こういうことにつながっていくんだなと、身をもって感じました。
 
和久田理事長:やっぱり入っただけでは仕事にはつながらないけど、JCの活動をやっていく中でその活動する姿をみて、この人なら信頼できるなって人には仕事をお願いしたくなるし、そういった人はちゃんとした仕事で返してくれるよね。
森下さんが仕事に結びついたのはそういった信頼できる活動をしてきたからだと思います。
 
では次は薫さんお願いします。
 
薫さん:仕事柄就業時間を自分でコントロールできるので、あまり縛られずに活動させてもらえていて、9時17時で働く形ではできない事、活動の中で色々な地域に行って経験を得られる事ができましたね。
学んだことはすごいいっぱいあるけど、特に同年代がすごく頑張っているという姿を見れたことかな。
職場は年上の方か二十歳前後の学生が多く同年代が少ないので(笑)。
同世代がこんなに頑張ているんだから私も頑張らなきゃとか、反面教師もいたり(笑)、こうすると人がついてくんだなーみたいなものを見て自分のゼミ運営にも反映できることですかね。
 
和久田理事長いろんなリーダーを見れるっていうね。
 
薫さん:そうですね、女性は少ないけど、それはあまり関係なくていろんな人の仕事のやり方を見れたことはよかったですね。
 
和久田理事長:JCの先輩がよくつかう言葉で「人は人でしか磨かれない」っていう、まさにJCってそういう組織だなって思いますね。
では次は利香さん。
 
利香さん:両立をするとなると、仕事に支障が出ることが無くもなかったですね。
ただ、JC活動をする中で、委員長などの理事を経験させてもらい、人の動かし方をすごく学ばせてもらいました。
会社の社員の教育とかにも役立ています。
私の中でおっきな存在であるJCの女性の先輩がいて、その方からいろんなことを学んだのですが、JCの中で女性会員としてどうあるべきか教えてもらいました。
 
和久田理事長:その方に頑張っている姿も見せたいという感じかな?
 
りかさん:そうですね、最近はその姿を見せられたんじゃないかな?と思います。
すこし恩返しできたんじゃないかな。
和久田理事長:ではその先輩に一言(笑)ってちがうか(笑)
 
利香さん:いつも一緒にお酒を飲みに行ってくれてます(笑)

和久田理事長:利香さんはもう社長になった?

利香さん:まだです。
2019年に委員長やることになったのでまだちょっと待ってという事で、今後徐々に承継していこうと思ってます。

和久田理事長:JCって2代目、3代目、後継者とか多くいて今後社長になっていく中で、練習というと語弊があるけど、プレ社長というか皆さんが言うように人の使い方とかいい勉強になるところだよね。

さて、次は職場の方々はJC活動をどう思っていますか?
森下さんから。
 
森下さん:従業員のみんなに大々的に「入っています。」とは言ってなくて入ってるのかな?
くらいの感じです。
例会とかで講演会とかあった時は父と母に内容を説明しています。
自分のお休みとか自分の時間を使って活動しています。
 
和久田理事長:従業員のみんなと同じ立場での参加ってことだね。
 
森下さん:そうですね。
娘ということでみんなからはそう見えてないかもしれませんが…。
 
和久田理事長:ありがとうございました。
祐子さんはどうでしょう?
 
祐子さん商売柄JCメンバーと従業員が会うことが多くて、何をやっているのかわかってくれているので、活動には協力してくれています。
すごいありがたいですね。
 
和久田理事長:飲食店だから外で人脈作ってお店に連れてくることでお店も潤うし、従業員の皆さんも働き甲斐のある職場になるってみんなわかってるんだね。
 
祐子さん:そうですね、なので快く送り出してくれます。
 
和久田理事長:利香さんはどうですか?
 
利香さん:わたしも森下さんと一緒で従業員には特に話してないです。
両親に活動のことを報告するくらいです(笑)
 
和久田理事長:薫さんは?
 
薫さん:私も同じですね、誰に公言するでもないし、個人事業主でもなく、仕事に支障が出なければ活動を止められることはないと思います。
 
 
和久田理事長:続いて主に仕事面について女性が青年会議所に入ってどんないいことがあると思いますか?
 
全員:女性だからってことは関係ないと思います。
 
 
祐子さん:普通の会社より男女の垣根はないと思いますね。
 
和久田理事長:最後に、女性の立場から女性に向けてこれから入会する方へ一言お願いします。
 
祐子さん:出産、育児をしていく女性でも、このコロナ禍でZOOMなどオンライン方式が増えてきて活動しやくなってきています。

利香さん:JCって普通の社会に比べて、男性・女性の区別がなくて、自分が上を目指そうと思えば、無理なことなんかないので、男女差別なくやりたいことをやれる団体です。

森下さん:どんな団体か知っている人が身近にいなかったので、良い噂も悪い噂も聞く中で、自分の目で確かめてみないとわからないと思います。
今だから言えるけど、当初は合わなければやめればいいと思っていたけど、今は入ってよかったと思うし、紹介してくれた方に感謝しています。
日常では出会えない方や知り合えない方と会えたり、後継者や経営者の方々と会うことで刺激をうけたりと、プラスに働くことが多いです。
日常を変えたい方にはぴったりだと思います。
 
 
薫さん:どうしよっかなと思っている時点でJCと出会っちゃているわけだから、今じゃない?
これも出会いでいいんじゃない?って気がします。
自分が参加して楽しもう、がんばろと思っている人に対しては、すごくWELCOMEな組織だから、やりたいことをやらせてくれます。
いろんな人から刺激されたりもまれたりしながら、これでもいいんだと自分に自信もついていきます。
悩んでいるなら入っちゃえばいいじゃん!と思います。
 
森下さん:今この記事をみたらそれが出会いです。(笑)
 
 
薫さん:気にしているからこの記事が目に留まっちゃたんだよ(笑)
明確なビジョンがなくてもただやってみたい!という気持ちだけがあれば通用する組織な気がします。
 
 
和久田理事長:皆さんありがとうございました。
 
《ご協力:オリエンタルテラス |静岡県浜松市 株式会社鳥善.》