髪は履歴書。
年齢・性別・健康・生活環境まで書いてある。

髪の毛一本から、血液型、性別、年齢、体調までわかります。
かつて1本の毛髪から難事件を解決した例も少なくありません。
そんな物騒な話じゃなくとも、海の近くに住んでいれば塩分が多くなる。
天ぷら屋さんなんかだと、当然髪に油が付着する。
スチュワーデスの方なら空気の乾いた機内でも仕事であるため、髪も渇きがち。
このように髪はとても雄弁。
ベテランの美容師さんの中には、髪の状態でその人の身体の具合、好きな食べ物なども
わかってしまうというから驚きです。
髪に気をつけることは、逆に健康や生活に気をつけるということでもあるのですね。

髪だけは、
太ってた方がいいみたいですよ。

少なくとも、髪の太り過ぎ、というのはありません。
髪は年齢とともにだんだん太り、20〜30才でピークを迎え、
30才を過ぎるころを境に、今度はやせ始めます。
一般的には30代で0.08m/m、40代で0.075m/m、60代になると0.06m/mと、
その太さが変化します。
つまり、30代と60代では、毛量で言えば40%ほどの差。
また、髪の弾力性やパーマの持ち決定づけるキューティクルも薄くなってしまいます。
髪ばかりは、太りすぎに注意することなく、栄養を与え続けてください。

あなたの髪年齢、ご存知ですか。

髪に年齢があることはわかったが、それを知る方法は?
個人の生来の資質もあり一概には言えませんが、
次のようなことが目安になります。
20代から30代のピーク時の平均の太さは0.08m/m。(新聞紙一枚の厚さが0.074m/m)
それより細くなっていないか。強さはどうか。
健康な髪なら引っ張ると1.5倍程度は伸び、離すと再びもとの長さに戻ります。
弾力の測定ならひとつまみ髪を軽く結んでゆすってみる。
パラリとほどけるなら合格です。
ともあれ、服やヘアメイクだけでなく髪の若さも保ちたいですね。

戻る