あの人は今
       --浜松JCの功労者達--   「第6回 中村雄次先輩編」

「35歳卒業説に賛成です」

昔JCの卒業は35歳でした。昭和36年頃、日本JCが“定年”を40歳に延長しましたが浜松JCはこれに納得せず定款を変更しませんでした。昭和38、9年になって、40歳卒業に変わったと思います。私は理事長をしたのが35歳でしたから、それで卒業できると思ったのに、おかげでその後5年も会費を納めていましたよ(笑)
私は今でも「35歳卒業説」に賛成です。元気な人は35歳で卒業して、地域にある他の団体に入って活動すればいいと思います。JCを本当に熱心にやっていると、仕事の時間が少しは削られてしまいます。若いときは5時まで仕事をして、その後JC活動に参加する。いつまでも親に頼っていないで、自分が独立して仕事をするようになるには、35歳で卒業くらいがちょうどいいと思います。JCの例会が夜なのは、仕事を持っている他の若者団体と同じで、特徴だと思います。JC活動というのは、いかに仕事を大切にして仕事の間に活動をするかに特色があります。それでも、ちょくちょく昼間にJCに借り出されましたから、親から苦情がきたこともありましたね。


【プロフィール】
中村雄次先輩
浜松酒造株式会社 取締役会長
昭和31年入会、昭和45年卒業
浜松JCシニアクラブ 初代会長

「浜松JCシニアクラブの初代会長」
 浜松JCOB会の発足は私の知る以前ですので、その経緯は熟知しませんが、定年まで在籍していた会員をもって構成されていると思います。永年内田智康先輩が会長を務めておられました。一方、相当以前から浜松JCのOB会と一寸違う、日本JCをはじめ各地のROMにはシニアクラブが結成されてました。内田先輩のOB会長辞任にともなって、浜松JCもシニアクラブに改組しようということになって、2001年浜松JCシニアクラブの初代会長を務めました。その時、私には、年会費のことで色々疑問がありました。それは卒業時に終身会費を納めているのに、OBになって又年会費を徴収することの矛盾でした。ところが今皆さんと会話していてこの疑問が氷解しました。シニアクラブというのは、入会を希望するOB会員をもって構成する団体で、入退会は任意であるということです。
今終身会費は基金に積み立てられていると聞いてますが、多額になった基金のあり方や、終身会費の使途も含めて、現役の皆さんに充分考えていただきたいと願います。今でも「終身会費を納めたのに年会費を取るのはおかしい?」と思っているOBの方も多いと思います。

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