皆さん、こんにちは。

去る８月１３日に、「８月度公開例会ものづくりブランディング事業」が開催されました。浜松市は楽器や輸送機器などの大企業が多く、「ものづくりの街」として知られています。しかしながら、リーマンショック以降製品出荷額は約３分の２に落ち込み、回復の兆しがありません。私たち浜松青年会議所としても、産業振興は街の大きな課題と考えていますが、ではさて青年会議所が取り組める産業振興とはなんだろうか、ということで今年度は、

・「ものづくりの街」という地域ブランディングをしたい

・中小企業のイノベーションを促す

・ＪＣらしく、提言ではなく実際にやってみる

ということをテーマに、「技術のある中小企業に、ＪＣ主導で新しい分野にチャレンジしてもらう」ということを企画いたしました。具体的には、福祉介護分野とあまり縁のない６企業に「車椅子のアフターパーツを製作してもらう」という企画です。

例会では、その成果発表ということで、第１部にて富士市産業支援センターｆ－ｂⅰｚのセンター長である小出宗昭氏にご講演いただきました。

第２部にて、参画６企業様から、製作物のプレゼンがあり、実際にメンバーや一般の参加者が実際に車椅子に試乗したりして、意見交換をいたしました。実際の様子は、浜松青年会議所のフォトギャラリー等をご覧ください。

ちょうど浜松はお盆の時期ということもあり、参加者がやや少なかったことが残念でしたが、私自身は講演も含めて、中小企業の持つ可能性に大いに期待が持てると感じました。相変わらず日本経済の状態は決してよくはありませんが、小出先生のご講演にあったように、私たち中小企業が真のセールスポイントに気づき、適切なターゲットに商品やサービスを届けていくことができれば、浜松の企業はもっと元気になっていくのではないでしょうか。また、浜松青年会議所でも「ものづくりに関する例会」というものはあまり前例がなく、参画していただいた企業様はもちろんですが、今回の試みが来年度以降の活動の参考になれば幸いです。

ご参画いただいた企業の皆様、そして山崎委員長をはじめとする産業育成委員会の皆さん、お疲れ様でした。