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自然・人口

歴史

「音楽のまち・浜松」の推進

 浜松市は、これまで、オートバイなどの輸送機器産業、浴衣などの繊維産業、ピアノをはじめとする楽器産業の三大産業を中心として、「製造業のまち」「モノづくりのまち」として発展してきました。これらは、優れた技術を誇り、製品は国内だけでなく、世界各国で愛されています。

 これらの産業の発展に伴い、浜松市民は多くの物質的な豊かさを手に入れましたが、市民の関心は、さらに生活を楽しむための心の豊かさを求めるようになりました。その心の豊かさの中心に文化があり、浜松市はものづくり中心の「楽器のまち」から文化面での発展を目指して「音楽のまちづくり」 を進めています。

昭和54年から進められている「音楽のまちづくり」は、国際的なコンクールや芸術性豊かな公演など質の高い事業をはじめ、音楽を通した国内外の交流事業、アクトシティ浜松や楽器博物館など文化施設の開設、アクトシティ音楽院の創設、そして、市民自らが参加し、創りだす様々な文化事業など国際レベルから市民レベルに至るまで、数多くの施策を続けています。音楽文化は、浜松市民が培ってきたかけがえのない財産です。

 

「花と緑のまち・浜松」の取組みについて

 この度合併に伴い、市域に浜北中心の植木産業や全市域の70パーセントを占める北遠の森林が加わりました。こうした新しい姿を受け、“花”だけではなく“緑”も重要な市民活動の目標とするため、平成18年4月1日より「花のまち・浜松」を「花と緑のまち・浜松」に名称変更することとなりました。

 花博の開催を通して培われた、「花にあふれた美しい場所」としてのイメージをはじめ、市民、ボランティア団体などの「花」に対する意識の盛り上がりや様々な経験の蓄積、さらには、花き園芸産業の技術の向上など、花博によって築かれた有形無形の資産を継承・発展させていくことが期待されています。

 こうした市民の思いを受け止め、花博のテーマである「新たな暮らしの創造」を浜松市民一人ひとりに広く浸透させ、花博で蒔かれた種が実りあるものとなるよう、「音楽のまち」と同様、「花のまち・浜松」を都市づくりの目標として掲げ、市民、ボランティア団体、生産者等との市民協働の取組みとして進めていきます。


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