浜松JCについて理事長紹介
「絆」心をひとつに、突き進もう!
〜明るい浜松の創造〜
◆ 理事長. 坪井 啓隼
◆ 信条. 初志貫徹
◆ 趣味・特技. 釣り・ゴルフ
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LOM歴 |
出向歴(日本JC・地区・ブロック) |
2005年 |
入会 |
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2005年 |
拡大委員会 委員 |
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2006年 |
渉外委員会 幹事 |
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2007年 |
拡大委員会 副委員長 |
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2008年 |
渉外委員会 委員長 |
東海地区協議会 東海ネットワーク委員会 委員 |
2009年 |
会員拡大委員会 委員長 |
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2010年 |
JC運動推進室 室長 |
日本青年会議所 会計監査人グループ 総括幹事 |
2011年 |
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日本青年会議所 内部会計監査人グループ 運営幹事 |
2012年 |
副理事長 |
日本青年会議所 内部会計監査人グループ 委員 |
所信表明
- はじめに
- 公益社団法人浜松青年会議所(以下浜松JC)は、1951年3月16日に日本で10番目の青年会議所として産声をあげ、『明るい豊かな社会』の実現のために運動を展開してまいりました。多くの先輩諸氏の築いた歴史と伝統に改めて感謝申し上げるとともに、創始の精神を引き継ぎ、心のつながりを深めながら「明るい浜松の創造」のために精一杯活動してまいります。戦後の荒廃した社会から復興し経済成長を遂げた日本は、世界にも認められる経済大国になりました。しかしながら長引く不況からくる経済の混乱や政治不信、原発問題をはじめとする環境問題など、多くの課題や不安が山積しています。また青少年のいじめや家庭内の残虐な事件など、目や耳を疑いたくなるような事件が毎日のように報道されています。今私たちが生きるこの社会の現状は『明るい豊かな社会』からはほど遠く、戦後の荒廃期よりも深刻なのかもしれません。だからこそ私たちは、青年としての英知と勇気と情熱を持ち、愛するまち浜松のために、時代に適した運動を展開していかなければなりません。62年という長い歴史を持つ浜松JC には、自らの手で魅力的な地域を創りあげていこうという高い志を持ったメンバーが揃っています。一人では実現できないことも、浜松JC に集うメンバーとならば達成できることがたくさんあります。無関心を装うのではなく、それぞれが持つ熱い想いを真剣に語り、議論し、固い絆を持って行動を起こすことが、ひとつの大きな力になると私は信じています。今こそ本来日本人に備わる「他人を思いやる気持ち」「感謝の気持ち」を礎に、仲間との深い絆を誇る強固な組織としてJC 運動に邁進し、「明るい浜松の創造」を目指します。
- 地域の宝を育てよう
- 古くから日本人は、お互いに支え合いながら地域コミュニティーの中で心豊かに生きてきました。しかしながら現代の社会では物質的に豊かになった反面、心の豊かさが失われつつあるように思います。これは少子化や核家族化などから、生活基盤である地域コミュニティーにおける人間関係が希薄になっていることが要因のひとつと考えます。親世代であり、浜松の将来の先導役として運動する私たちは、地域の宝である子どもたちに「家族の絆」「仲間の絆」「地域の絆」などの人とのつながりの大切さを伝えながら、健全で豊かな心を育むための事業を展開してまいります。物や情報に満ちた現代において、子どもたちにはさまざまな可能性があり、価値観も多様化していますが、他人への思いやりや感謝の念など、豊かな心を育みながら成長することは普遍的に必要です。夢中になって何かに取り組む、仲間との絆を感じながらがんばる、そんな経験が健全な心の成長へと繋がります。そのために私たち大人は、自らを律し行動や言動に責任を持ち、子どもたちと正面から向き合いながら導き、成長させていく責任があるのです。
私たちにとって多くの場合、最も身近な絆は「家族の絆」です。そしてそれぞれが属するコミュニティー内での交流を通して絆が生まれます。これら多くの絆を深めながら生きることの価値や大切さを、私たち大人も改めて認識する必要があります。愛する浜松のために、子どもから大人までこの地域に住む一人ひとりがかけがえのない絆を育むことが地域の財産となり、「明るい浜松の創造」への大きな原動力になると考えます。
- 浜松の力を育てよう
- 1951年、浜松JC は「人類の福祉(豊かさ・幸せ)」と「経済の強力な推進力」という志のもと設立されました。それから62年、市民意識変革運動を唱え、「ひとづくり」や「まちづくり」に取り組んでまいりました。定款にも謳われるように「品格ある青年」によって組織された私たちは、これからも愛するまち浜松のために、強靭な精神力と逞しく勇気溢れる行動力で、地域から必要とされるリーダーでなければなりません。そのためには、私たちの運動方針や想いを明確に発信し、地域からの理解と協力を得ながら、新たな絆を紡いでいかなければなりません。また2013年は、1万人以上のメンバーと地域とともに創り上げ、主管した全国会員大会浜松大会から5年目を迎えます。主管獲得のために尽力された先輩諸氏の情熱、一切の妥協を許さず大会を創り上げたメンバーの熱い想いや経験は浜松JC の財産です。浜松大会を知るメンバーが少なくなった今、この財産を過去のものにすることなく受け継ぎ、すべてのメンバーで共有するとともに、これからの運動の糧にする必要があります。浜松JC は企業の経営を担う人やそれに準ずる人で構成されています。地域のリーダーでもある私たちは、自己研鑽を怠らず多くの仲間と相互に資質や能力を高め合いながら、積極果敢に挑戦する姿勢が必要です。ある僧侶の方が、「絆を深めることで、仕事や人生が楽しくなる」というお話をされていました。私たちの周りにあるさまざまな絆を深めることが、仕事や人生の充実感に繋がるのではないでしょうか。それによりそれぞれが属する企業が育ち、活力や活気に満ちた地域となり「明るい浜松の創造」に繋がると考えます。
- 人との絆に感謝しよう
- 私たちは多くの絆に支えられて生きています。人との出会いの先には、未知なる気づきや学びがあり、それらを追求することで新たな絆が生まれます。職業や年齢、考え方も違う仲間が多く集まるJC は、まさに出会いの宝庫です。修練の場を共にして育まれる絆、仲間たちと未来を語り合ったからこそ生まれる絆…。多くの絆を原動力に『明るい豊かな社会』の実現を目指す私たちは、これらの必要性を発信し、さらには広げていかなければなりません。浜松の未来を思い描き、夢を語る私たちは、同志との絆で結ばれています。さまざまな価値観や考え方、経験を知ることで自らを大きく成長させることができます。市民意識変革運動を唱える私たちは、これらを多くの地域市民へ強いメッセージとして発信する必要があります。私たちの運動に賛同し参画する地域市民が増えることで信頼の上に絆が生まれ、自立した地域市民による「明るい浜松の創造」に繋がると確信します。JC にはLOM だけでなく、日本JC や各協議会で全国の志高きメンバーが集まる出向の機会があります。出向先で得た知識や経験は自己研鑽に繋がるだけでなく、LOMへフィードバックすることで浜松JC の成長へと繋がります。また例年の京都会議やサマーコンファレンス、全国大会など、多くの会員が集まる機会の目的を明確に伝えることで有意義な交流の場となりより強い絆が育まれ、JC 運動への新たな原動力になると考えます。
- 地域の絆を深めよう
- 私たちのまち・浜松は、美しい自然に囲まれ、長い歴史と文化、伝統、産業を備えた素晴らしい地域です。しかし長期化する不況、円高による輸出産業へのダメージや加速する産業の空洞化など、浜松が抱える問題は少なくありません。本当の地域発展のためには、ここに住む市民一人ひとりが魅力あるこの地域に誇りを持ちながら、あらゆる問題に関心を持ち、自らの手で明るい未来を創造しようという気概を持つことが必要です。近年では、地域に対して社会貢献活動や慈善活動を目的とした団体も多く存在しています。行政やこれら諸団体と連携を図り、絆を築くことで、多様化する社会のニーズに沿った運動を展開することができます。文化は人々に感動や好奇心、喜びなど知的資源を与えてくれるものです。さまざまな文化に身近に接することは、人間性を豊かにすると同時に、人との心のつながりや互いに尊重し合う土壌も提供してくれます。多くの文化に触れる機会を設け、心豊かな市民が住まう「明るい浜松の創造」を目指します。地域の発展のためには、雇用も重要な問題のひとつです。先の見えない経済不況からくる雇用状況の悪化、それに伴う就職率の低下が、浜松に与える影響は深刻です。私たちは青年経済人として、企業と若者双方の意識の向上を図り、出会いの場を創出することが必要です。両者の架け橋となり、能動的な企業と若者による地域活性化を促すことで、「明るい浜松の創造」へ繋がると確信いたします。
- JAYCEEの絆を広げよう
- 約200名の会員によって構成される浜松JC は、全国的にも大きなLOM と言えます。同じ志を持つ仲間とともに、夢や未来を語り、多くの修練を乗り越えて得た達成感や感動は、JC でなければ体験できないものだと思います。しかしながら、全国的に会員数の減少や事業への参加率の低下が課題となっているように、浜松JC も例外ではありません。どんなに議論されて実施される素晴らしい事業であっても、メンバー同士の関係が希薄であれば、その事業の魅力や浜松JC の運動のすべてを地域市民へ伝えることはできません。同じ志を持つ仲間と時間を共有して絆を深め、組織の魅力を発信することが重要であり、「明るい浜松の創造」への礎になると考えます。40歳で卒業を迎えるJC では、会員の拡大は永遠の課題であると同時に、会員拡大はJC 運動そのものです。『明るい豊かな社会』の実現のために、「修練・奉仕・友情」の三信条のもと切磋琢磨しながら、多くの気づきや学びを得られることは、一人ひとりの大きな財産になるに違いありません。これらの魅力をメンバーが自らの言葉で語り、JC の理解者を増やし、資質を備えた同志の輪を広げていきたいと思います。多くのメンバーが集い、連帯感を持ち絆を深めてこそ、私たちの運動が説得力を持つと考えます。メンバー一人ひとりがJC 運動に関心を持ち、積極的に参加できるよう、毎月の例会など事業の意義や目的を周知徹底し、出席率の向上を図ります。そして私たちの運動を地域へ広め理解を得るために、広報活動も積極的に行ってまいります。
- 強固な組織として
- JC 運動はしばしば「不連続の連続」と言われますが、私たちも創立以来62年間、一貫して『明るい豊かな社会』の実現へと向けて恒久的に運動を続けてまいりました。そして2010年に公益社団法人格を取得し、社会の利益を考えた公益性の高い事業を推進しています。私たちの運動は、決して自己満足で終わるものであってはなりません。また運営や財務面だけでなく、さまざまな規律をメンバーが遵守し、品格ある組織でなければ、地域市民からの期待と信頼に応えられる団体とは言えないと考えます。
私たちは公益社団法人として、公益法人会計基準に則り、明瞭性・健全性のある財務運営をしていくことが重要です。事業計画はもちろん、決定した予算が事業において適切に執行されているかなどの管理を徹底しなければなりません。また規律の遵守やコンプライアンスの徹底など、厳密な管理体制を実施し社会的責任を果たす必要があります。また総会や諸会議等の運営は、組織を運営する上での根幹を担う重要な役割です。メンバーが情報を共有し、明確な規律や規則のもとでこれらの会議が行われ、事業が遂行されるからこそ私たちの運動が説得力を持つのです。これらを通して行政や諸団体、地域市民からの期待と信頼に応えられる逞しく強固な組織として理解を得られ、「明るい浜松の創造」へと繋がるのです。
- 最後に
- 「何かを学ぶためには、自分で体験する以上にいい方法はない」アルベルト・アインシュタインの言葉です。大人の学び舎といわれる青年会議所に入会し、多くのことに挑戦するから私たちは成長できるのです。40歳までの限られた時間の中で、浜松JC に集った志を同じくする仲間と心の絆を強くして、心をひとつに愛するまち浜松の未来を思い描き突き進んでいきましょう。「修練」を怠らず「奉仕」の気持ちで「友情」という絆を大切に、JC 運動に取り組むことを誓います。
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